自主公開プログラム

2015年7月第四週

第28回:社会人としての生き方

  

長山宏という社長がいます。盛和塾で学んでいる同志の方ですが、社会人としての基本である「挨拶、返事、時間厳守、身だしなみ」について解説しています。「なるほど合点」の説明ですので紹介します。
「挨拶、返事、時間厳守、身だしなみ」には、それぞれ意味があります。そこまで考えてやっている人は少ないと思いますので、良い機会なので整理してみました。 

  1. あいさつ:動物の弱点である頭頂部を無防備にさらすことで、敵対心がないことを相手に伝えます。自分の弱点をさらし、「私は心を開いています。あなたも心を開いてくださいね」と、暗に伝えているのです。
  2. 返事  素直に相手の言うことを受け入れ、「あなたのために(私が)できることをやります」という思いを“態度で示す”ことを意味 します。「はい」と言う短い言葉の中には、こんな深い意味が 隠されているのです。

 3.時間厳守:人の貴重な時間を“奪わない”ことです。あなたが遅れてくると ムダな「待ち時間」が発生します。少しくらいいいじゃない…と思うかもしれませんが、みな忙しい中、約束の時間に間に合うように段取りをし、準備をしています。その人たちに、さらに ムダな時間を使わせることは、社会人として、いえ、人間として大きな「罪」なのです。  
【4】身だしなみ:人を不愉快にさせないためのルールです。高級なものを身につけろと言っているのではありません。また、個性を消せといっているのでもありません。価格や個人の趣味はどうあれ、とにかく清潔さが 第一。たとえ安物でも、大切に扱い、丁寧に手入れをしているものを身につけていたら、誰もが好印象を持ってくれるでしょう。要するに、誰が見ても気持ちがいいと思えるかが大切です。服装だけでなく、髪型、化粧、香り、ハンカチなどの持ち物にも気を配りましょう。  
「マナー」は相手への思いやりです。最低限のマナーを守って接すれば 相手の方はあなたに対して決して不快でイヤな思いはしないでしょう。
そういう状況を作った上で、こちらがわからないこと、知りたいことを 質問したり、教えを乞えば、気分よく答えてもらえるのです。これがコツです。赤ん坊が、その笑顔や動きで周りを癒し、助けてもらうことと同じだと思ってください。その上で、赤ん坊が泣く=主張も必要になります。 泣かなければ、コチラが困っていることに気づいてもらえず、何もしてもらえません。だから、質問や自己主張が大事なのですが、それだけではありません。分からないことを分からないまま放っておくことや、何の疑問も持たないことが問題なのです。つまりそれは、「何も考えていない」ということだからです。
なかなか説得力がある説明なので以上ここに紹介しました。ところで、挨拶は、誰のために、何のためにするのでしょうか?考えたことはありますか?私は、相手に親しみと元気付けるために行う。即ち、相手のために行うことが大事だと思います。相手のためにするという姿勢があれば、挨拶したのに無視されたと憤る必要はありません。



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