自主公開プログラム

2015年10月第二週

第38回:考え方、心の持ち方のプラスの値を高めることで幸福な人生を送ろう

  

「人生・仕事の結果の方程式で幸福な人生を送ろう」でもとりあげました「仕事の結果=考え方 x 熱意 x 能力」について再度とりあげます。

考え方とは、心のあり方でもあり、プラスとマイナスがあります。熱意と能力は、ゼロを起点として全て
プラスの値ですが、考え方は原点0からプラスとマイナスの値で評価しますので、考えかたがマイナスですと
掛け算ですから全てマイナスとなります。

その人の考え方次第で人生や仕事の結果は大きなプラスや大きなマイナスとなってしまいます。
成功者としてあがめられた後、転落人生を歩んだり、晩節を汚したりする方が出てきます。
修養を怠ると本能に負けて知らず知らずのうちに驕り、考え方が不純になり心の持ち方がマイナス方向になってきます。

熱意と能力が高く、金持ちになりたいという目標を達成しても、その人の考え方が、金持ちになって、贅沢三昧、
利己中心的で他人を思いやる心や謙虚さに欠け傲慢である場合、必ずといって転落していくようになっていきます。

考え方や心の持ちようは、肉体を鍛えると同じ様に、継続鍛錬していかないと衰えていきます。人間のあるべき姿などは、一度学べばわかったつもりでも、手入れを怠れば、維持できないのです。

私たちはついつい自分の心の手入れをほったらかして、心の中に雑草を生い茂らせてしまいます。
雑草が根を張ってしまうと取り除くのは大変です。常日頃から、手入れが大切なのです。
人間は、生きるための本能として私欲があります。これにより煩悩が生じてきます。

煩悩のおもむくままに生きるのではなく、この煩悩を取り除き、美しい庭を保ちながら生きていくためには、
雑草を取り続く作業即ち、修養が必要となります。人生は学びの連続です。 すばらしい人生を歩むためには、自分のものにしたいことを、繰り返し、繰り返し学ぶことによって血肉化していくことです。

自分の行いを日々振り返り反省し、そしてすばらしい人生哲学を学んで実践していくことで心を高めることです。
このことは、机上の空論でも何でもありません。 稲盛和夫の人生体験で実証してきたことのエッセンスがこの短い簡潔な人生仕事の方程式にぎっしり織り込められています。

私たちは、グローバルテクノグループ会社の一員としてこの会社で働き、仕事を通して人生の大部分を形成しています。即ち、事業の目的・意義(人生の目的・意義)を明確にし、具体的な目標(人間としてあるべき姿)を立て、
強烈な願望(すばらしい人生を送りたい)を心に抱き、誰にも負けない努力をすることで目標の階段を上ることが出来ます。すばらしい人生を送るための階段を登ることが出来るのです。
論語にある「切するが如く、磋するが如く、琢するが如く、磨するが如し」は、「切磋琢磨」という四字熟語として
今でも私たちの中に生きています。

即ち、ひたすらに自分を見つめて、学問、精神、人格を磨き、今の自分より少しでも上を目指していくことを啓蒙しています。

すべては、心の持ち方一つで変わります。



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