2024年2月1日
8.「人生・仕事の成果=(考え方)×(熱意)×(能力)」
2024年2月になります。サンマーク出版から刊行されている稲盛和夫さんの著書「生き方」を改めて読み直しまし
た。本のカバー袖に以下のような文言があります。
「私の成功に理由を求めるとすれば、
たったそれだけのことなのかもしれません。
つまり私には
才能は不足していたかもしれないが、
人間として正しいことを追及するという、
単純な、しかし力強い
指針があったということです。」
この文言は稲盛さんが自身の人生経験から作り出した方程式である人生・仕事の成果=(考え方)×(熱意)×
(能力)を稲盛さん自身の言葉で表現しています。
方程式においては、考え方や熱意を能力にかけ合わせる(足し合わせるのではなくて)ことによって我々凡人で
あっても、才能を備えた人々に勝る可能性があることを示してくれています。才能に劣ると負い目を感じていても、
この方程式からは大きな勇気を得ることができています。
そして、この方程式は、人生や仕事の成功において最も大事な要素は考え方であることを教えてくれています。
能力も熱意も高い方々にとっても、考え方がマイナスであれば、人生や仕事の結果は真逆の結果になり得ることを
示しています。
直近では、政治や芸能界において能力の秀でた方々の不祥事が相次いでいます。いずれも熱意をもち能力に
たけた方々であることは疑う余地もありません。しかしながら、彼らに人間として正しいことを追求するという、
単純な、力強い指針があったのかどうか。考えさせられるとともに、私たち自身の教訓として捉えていかねば
ならないと感じています。