2026年1月5日
31. 勇気をもって事に当たる〔経営の12か条第9条〕
皆様、新年おめでとうございます。昨年は多くのお客様に当社の審査事業をご依頼いただきました。
当社のお客様ならびにお取引先の皆さまには、改めまして心より御礼申し上げます。
2026年は、いよいよ品質・環境規格の改訂が行われます。関連する皆様方にとっては10年に1度の節目の年になると
思います。
今月のコラムのテーマは 稲盛経営の12か条第9条 「勇気をもって事に当たる」です。
稲盛経営の12か条は、『どうすれば会社経営がうまくいくのか』という経営の原理原則を、稲盛氏自身の経験をもと
にわかりやすくまとめており、 盛和塾でも事あるごとに語られてきました。
第9条「勇気をもって事に当たる」の真意は、「人間としてなにが正しいのか」という原理原則に従い、判断を下して
いくという点にあります。
一見すると「そんなことはあたりまえではないか」となるかもしれませんが、「人間として正しいこと」を実施する
のは、以下の2つの理由から非常に勇気がいると感じています。
まず第1に、正しいこと、正義の定義は必ずしも1つでは無いという点があげられます。自分視点のみでなく多面的
に物事を把握すること、利害関係者との必要な対話・調整をしたうえで、判断を下すことが重要だと考えます。
第2に、それが共通認識として正しいことだったとしても、変化を望まない人、利益を失う人との間に波風が立つ場
合があります。誰しも揉め事は起こしたくないと思う人が多いでしょうし、 現状維持で問題が無いのであれば、事を
荒立てずに穏便に行きたいという誘因が生じます。しかし、対立を恐れて正しい判断を下さなければ将来的には組織
にとって悪影響を及ぼすことになるでしょう。 実際に正しい判断を実施することで一時的な問題が生じることは多々
ありますが、それでも実施していくためのリーダーシップが組織には求められているのだと思います。
2026年も社員一同頑張ってまいりたいと思います。 本年もどうぞよろしくお願いします。



